難病者と企業とのマッチング
難病者の働き方を支援する。
竹田新撰組では難病者の起業を積極的に勧めていますが、それぞれの適性や考え方に基づき様々な働き方があって当然だとも考えております。
これまでは難病患者が自身の病と付き合いながら気兼ねなく働くためには、独立して働く以外に方法はなかったように思います。
理解ある企業による一定数の難病患者の受け入れはあったものの、やはり相互の認識のずれは存在し、互いが気遣い無理をしあうことでそのずれ幅は大きくなり、結果として離職・退職の流れとなるケースも少なくありませんでした。
起業は難病を患う患わないに関わらず簡単なものではありません。
また、難病への十分な理解を基にした就職というのも簡単なものではありませんでした。
ですが、ここにきてようやく難病を患いながらも自身のペースで働ける環境が見えてきたように思います。
ICTの発達はどこにいても働ける環境作りに大きく貢献し、患っていても療養しながら起業・就職共にアプローチしやすい時代が訪れつつあります。
難病患者の働き方の現状ですが、アプローチのしやすい働き方はやはり起業になります。
安定収入の見込める就職に関しては、受け入れ体制が整った企業の数がまだまだ少なく、同時に難病者側にとっても自身の病と付き合いながら働ける企業との出会いに苦戦しているかたが多く存在し、上手にマッチングできているとは言えない状況にあります。
そもそも、企業側も難病者の持つ可能性に気付いておらず、難病者そのものも自身の可能性に気付かず、マッチング以前の問題となっているのが現状です。
これまでは学歴・職歴等の経歴や資格が雇用の目安になっていましたが、今では個人の特性が重要視される時代へと変化し、特に「多様性を備えた個」のニーズはより高まっていくと考えられます。
そうした中で、病気の経験は特化した「個」ともいえると思いますし、様々な多様性のツールにもなりえるのではないでしょうか。
このように難病患者である過程においての経験を可視化し、その経験がどのような現場で活かされるかを明確にできれば、これまで以上に企業とのマッチングが可能になるはずです。
私は難病経験者の可能性をもっと広げたいと考えています。
そしてその経験を企業利益にスムーズにつなげていきたいとも考えています。
今はまだ、このつながりを結ぶ手段が確立されておらず、多くの可能性ある難病者が一般レベルと同等か、それ以上に働けるところまでリーチできてはいませんが、今後の取り組みによって難病者が不自由なく働ける環境を十分に作ることができると確信しています。
そのために今やらなければいけないことは、難病仲間を集い難病者の可能性を広げるための可視化と、その可視化された経験やスキルをどう活かしていくかの明確化を形にしていくことです。
ただし、これら作業は私1人では不可能です。
今、このつたないブログをご閲読下さっている皆様にお願いがあります。
もし、この想いに共感くださるのであれば、私と共に実現していきませんか?
日常のどこか少しの時間で構いません。
一言二言のご助言でも構いません。
どうかこの構想の実現にお力を貸していただけませんでしょうか?
もしよろしければご連絡よろしくお願いいたします。
竹田新撰組主催 海田 視紀寛
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