竹田はもう二段階ギアをあげねば。
来年3月から日本で初めての無料の配車・運行サービスが福岡ではじまります。
この無料配車サービスは福岡市天神を中心に10台ほどでスタートし、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年を目途に、東京など主要都市での展開を目指すとのこと。
また、山梨県富士吉田市のアミューズメントパーク富士急ハイランドが、2018年7月中旬より入園料の無料化を発表しました。
昨年から今年にかけ、このブログでも無料化時代については散々取り上げてきましたが、ここまでスピード感を持って確実に無料化の波が押し寄せてきていることに驚いています。
現時点ではタクシーなどの個人レベルの移動手段や、大型のテーマパークの無料化が進みつつありますが、これから移動に関してはバス・電車・飛行機の無料化が現実的になっていき、娯楽やサービスについても小規模テーマパークから宿泊・飲食に至るまで無料の勢いは止まらないでしょう。
この状況で最も焦りを感じたのがやはりスピード感ですね。
無料化に伴い新しい形の観光やアクティビティの動きが顕著になってきており、その発信地は大都会だけではなく、地方の小さな町からも盛んに発信されつつあり、将来の無料化を見据えソフト面の強化を図るべく様々な挑戦が至る所で起きています。
これからはそれぞれの地域にしかない特色を最大限に活かし、そこにしかない体験をテーマにどんどん新しい商品が生まれサービスが展開されていきます。
ここで問題なのが竹田です。
この新しい時代の働き方・休み方・遊び方・生き方に注目した地方の在り方について、どこまで認識できているのかについて不安と焦りを感じています。
劇的に変化する現状に気付き竹田を盛り上げるべく励む方々もおられますが、これら地域の魅力の掘り起こしを行い、新しい形で公にアピールしていくにはそれなりの規模で挑戦していかなければなりません。特に竹田のような小規模なコミュニティでは。
私自身、この劇的変化が訪れることは予想しつつも、もう少し先だと高を括り下地作りに時間を使っていましたが、もう悠長なことは言ってられないとギアを上げ様々な試みを形にしていきますが、竹田の皆様にも理解して頂きこの流れに乗ってもらえるよう呼びかけていきたいと考えています。
竹田は自然環境や立地に関していえば、全国と比較しても見劣りしない資産や資源を有してはいますが、それらを活かすという点においては周囲の観光地と比べて多くの面で圧倒的に遅れをとっていると言っても過言ではありません。
観光やサービスにこれというものが確立されていないために人の流れが鈍く、鈍いがゆえに人が留まらない。留まらないがゆえに新たな産業が生まれないという、悪循環がいまだに目立ったいる様に感じます。売り方が確立している周辺地域に遅れをとっている以上、ギアを1つ上げただけではようやく追いついただけに過ぎません。
今後は小さな市町村それぞれが強い個性を持ち魅力として活かしていきながら、それら点が線となって大きな地域性(九州)でアピールしていくことが求められます。それら周辺地域と共闘しコミュニティの魅力を共に高めていくためには、竹田には2段階のステップアップが必要になります。
九州の観光地をつなぐ立地にある竹田だからこそ、周囲の魅力的な観光地を繋ぎ結ぶ役割が求められますが、そのためには竹田単体でも面白いと感じてもらえるだけの魅力を発揮する必要があります。だからこそ竹田を盛り上げたいと考える皆様には、もっと焦ってほしいしスピード感を意識してほしいと思ってます。周囲に九州全体で盛り上がろうと提案するには、イニシアチブを握る必要がありますが、実行するには今を無駄にしないことです。
とにかくスピード。
スピード感を持ってトライしていきましょう。
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