情報のワンコンセプト化
4月11日まちづくりたけた株式会社アグルにて、
バラバラに発信される地域情報について意見交換させていただきました。
その中で、そもそも情報がバラバラに発信されている状態とはどのような状態なのか?
との問いに明確にお答えすることができなかった。
その点を踏まえ改めて各団体・事業者様が個別に発信される情報サイトを改めて確認してみたところ、サイト内にて情報発信を行なう場合や、ブログ・SNSにリンクさせた形での情報発信行う場合など、発信方法の違いこそあれ、内容に大きなばらつきはありませんでした。
ではなぜ私が発信される情報にばらつきを感じたか?
それは核となる地域テーマのコンセプトや、コンセンサスの明確化が図られていないが故に生じる地域情報の更新頻度の低さと内容の薄さが原因だと考えます。
各サイトによってテーマがそれぞれ存在し、発信したい情報の内容にばらつきがあって当然ですが、「地域情報や地域のテーマ」に関してはそういうわけにはいきません。
地域全体のテーマとなる情報については統一感が必要になります。
ではなぜ統一された地域情報が発信されないのか?
1つは独自メディアから発信される情報発信の重要性が理解されていないからではないでしょうか。各サイトやブログ・SNS等も含めた更新頻度の低さは、それを物語っているように感じます。
そして最重要ポイントとして、核となる地域情報のコンセプトは存在するものの、具体的な中身の明確化とコンセンサスが十分ではない点が問題だと考えます。
竹田市といえば笑食歩温をコンセプトとした竹田式湯治がありますが、ではこの笑食歩温をワンメッセージで説明せよと問われて即答できる人がどれだけいるでしょうか?
地域の核となるコンセプトのプロモーションにおいて、必要なアプローチ方法はワンコンセプト・ワンメッセージ・ワンターゲットがセオリーです。
ですが、中身が明確でなければどのような人を対象に、どのような情報発信を行なっていけばよいのか定まらず、無難に基本情報の掲載に留まってみたり、独自解釈による情報発信の助長につながってしまうのが現状です。
結果としてそれが閲覧者に取ってばらつきを感じさてしまう。
これでは情報を発信する意味がありません。
今後、情報発信の在り方で必要になってくるのは、コンセプトの中身を明確にすることと、誰がリーダーシップをとって、どのようにしてコンセンサスを図っていくかだと思います。
最終的に情報集約地をつくり点と点を結び線へとネットワーク化していくことができれば、既存サイトそれぞれの強みを活かした情報発信に専念できることにもつながり、全体的な情報発信の厚みを向上させることへの貢献も期待できるのではないでしょうか。
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