やりたいことと、必要なこと。
消費者目線。
なにか事業を成そうとするときの最も大事な要素の1つとも言っていいものですが、志や想いが先行して置き去りにされることがよくあります。
私自身、やりたいことが先行して頭の中をぐるぐるすることばかりで、それではだめだよねってことで一度立ち止まり、本当にそれは必要なものか?それがあることで喜んでくれる人はいるのか?
として自身を消費者に置き換え必要か不要かを検証したりしています。
それでも想いが先行してしまうこともあるんですが…
そんなことを改めて考えさせる事柄がいくつかありましたので、その中の1つフードバンクの事例をご紹介しながらブログを進めていきたいと思います。
食品ロスと貧困の解消をテーマにした「フードバンク」
まだ食べられるにもかかわらず、迫る賞味期限を理由に廃棄される予定の食品が、様々な理由により食べ物に困っている人達へ届けられる活動を行う団体があります。
食品ロスと貧困という2つの社会的課題に同時アプローチできる仕組みとして、常に注目され賞賛の声を集める事業体だとされていますが、個人的には無駄が多いというより無駄しかないじゃんってのが正直な感想です。
聞えはいいんですよね。無駄を他に活用して両者ウィンウィンみたいな話。
これこそやりたいこと先行型の典型的なパターンなんじゃないかって思うんです。
そもそも、食品ロスと貧困の解消の同時アプローチは本当に効率的で効果的なのか?
みたいな検証ってやってるんでしょうか?たぶんやってないんじゃないかな。
現に多くの団体が運営資金の捻出に苦戦している。って話もよく聞きます。
だいたい、気に入らないのがNPOによる運営母体が大多数ってとこです。
本当はNPOも利益追求できるんですが、多くが寄付金や助成金に依存していますよね。
慈善活動って利益追求の仕組みを作ってなんぼだと思うんです。
継続しないと意味がないですから。本当はNPOも利益追求できるんですがね。
で、少し話を戻して食品ロスと貧困の同時アプローチの話なんですが、別々にアプローチした方が本気で解消できるんじゃないかなって思うんです。
食品ロスなんてIT・ICT・IoTに加え、AIだってブロックチェーンだって使えますよね。
最近流行の技術を普通に工夫して活用できる環境が整えば、自然と普及して食品ロスの0化は難しくないところまできています。
貧困だってそう。
貧困にも様々な形があって状況に応じて対応が必要ですが、情報管理や改善システムの提案や提供は上記技術を活用すれば対応可能だと思います。
こんな感じで視点を変えてみれば解決の糸口って意外と簡単に見つかりそう。
1度できてしまった仕組みを解体するのは、組織がでかくなればなるほど作る時より難しくなったりするもので、ましてやそこに存在意義を確立した人達にとっては引くに引けない事情もあるんでしょう。
だからこそやっぱり物事の始まりの時には、自分の想いや志を1度疑うって作業が必要になるんだと思います。
当初の想いが結果として求める結果の足枷になっては本末転倒ですから。
とまぁフードバンクをテーマに書いてきましたが、私が今後試みる起業バンクでも同じことが起きないよう気をつけねばと…
戒めも込めて今回のブログはしめたいと思います。
それではまた。
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