笑食歩温と長期療養

こんにちは

本日は、竹田の湯治環境の素晴らしさを知っているからこその苦言として、竹田式湯治の「笑食歩温」について思うことを書かせていただきます。


今朝、情報番組にて竹田式湯治が紹介されていました。

内容としては笑食歩温に基づき竹田式湯治のご紹介となっていましたが、正直、当たり障りのない内容で、行きたいとそそられるものではありませんでした。

これは番組制作サイドの紹介不足とか、竹田の湯治文化の魅力が不足している。

そなんことを言っているわけではありません。


私が残念だなって思ったのは、竹田の湯治文化の魅力が、竹田式湯治の名のもとに小さくまとまりすぎているところです。

竹田って広いんで笑食歩温を実践するための選択肢って豊富にあるはずなのに、いつも紹介される内容は石畳を歩きラムネ温泉に浸かりアート空間で定食やエノハを…って感じでまとめらている。

笑いに関しては抽象的紹介が目立っていまいちアプローチしづらいし。


誤解を生んではいけないので、情緒ある石畳の町並みもラムネ温泉も食もアートも、

全部、美味しかったり素敵なものだったり場所だったり体験だったりするんです。

ですが、竹田の様々な情報発信の内容を見て気になるのは、そもそも誰に来てほしいといったターゲティングがまるでできていないところ。

これでは浮ついた情報が広く薄く伝わる程度で、あぁ、そんなところもあるんだねで終わってしまう。これじゃ本当にもったいない。


これらの紹介内容って竹田以外のどこでも体験できそうなよくある観光紹介と一緒で、ただでさえ、周辺地域には有名な観光地が点在していて埋もれがちなのに、他と同じことやっててどうすんのって焦りがあります。


そもそも竹田式湯治は2~3泊の「ちょっと湯治」を年に2~5回行うことを標榜しており、短期的な湯治を行う環境はそれなりに整っているものの、長期的利用となるとお世辞にも整っているとは言えません。


以前、個人的に湯治による長期療養について150人にアンケートを行った際、116人が湯治による長期療養に興味があると答え、理想的な療養期間については、1週間が28人、半月が12人、1ヶ月が69人、それ以上が7人でした。

このアンケートは某セミナーに集まった30代から40代の若手起業家に行ったもので、間違いなく偏ったアンケート結果にはなっていますが、需要はあると判断できます。


働き方改革だけではなくAIやロボットの台頭により、これから働く環境は劇的に変化します。

その働き方の変化に応じて注目されているのが、休み方改革と遊び方改革です。

これまで日本では休むことや遊ぶことに頓着が薄く、働くことよりも休みや遊びを優先することはタブーとされてきたように思います。

ですが、これからは違う。


ほかにも、これからは欧米のバカンス習慣が日本にも取り入れられ、これまでの祝日に頼ることのない休日の在り方を確保することで、本来の祝日の意味を取り戻すことができるかもしれない。とのやりとりを耳にしました。


このように、考え方や生き方そのものが変化していく時代を見据えると、求める療養環境や生活環境も大きく変化してくことを予想するのは難しくなく、この変化に合わせた湯治の形を提案していくことは重要なことではないでしょうか。


と、まぁ長々と脱線しつつのブログとなっていますが、最終的に言いたいことは、はじめて竹田を訪れる人向けや短期湯治に感心がある人向けの情報発信はあってもいい。

同時に長期でも湯治利用ができる環境の整備と情報発信は必要だってことです。


ほんとにもったいないんですよ。

こんなに長期利用に適した環境が整ってるのに。


それに長期療養が可能な環境が整えば、ながら生活を模索する多くの人々の理想郷にだってなるかもしれない。

それこそ働く拠点を据えての移住だって見込めるし、人の流れは活発になる。

ちょっと立ち寄るから、ずっとここにいたい場所にしていくことが大事なんだと思う。

そんなところにしていきたです。


いつもより少し長めになりくどさが増し過ぎてきていますので、本日はここまでにしておいたほうがよさそうですね。

最期までお読み下さってありがとうございます。

それではまた。








竹田新撰組

仕事と療養を両立させたコリビング・ビレッジの創造 「新撰組の武士よりも武士らしく」に習い、 「健常者よりも健常者らしく人生を楽しむ」を実践する難病起業家集団

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