移動ホテルと新しい住空間
1月8日にトヨタが未来の多目的ミニバス「e-Palette」を公開しました。
低床・箱型のバリアフリーデザインによるフラットかつ広大な室内空間に、ライドシェアリング仕様・ホテル仕様・リテールショップ仕様といった、用途に応じた設備を搭載することができることが目玉で、バーニングマンでの利用を例に多目的機能をアピールしていました。
なかでも私が気になったのが移動ホテルとしての機能です。
近年、欧米では移動ホテル事業が徐々に盛り上がり需要も伸びているようですが、日本では浸透どころか認知度もまだまだな状況でもったいない感じが続いてます。
欧州で有名な移動ホテル事業者と言えばScandic Hotelがありますが、コンセプトは『自然の中で、都会の快適さを!』として、希望する目的地にラグジュアリーなホテル空間を直送して建てることで、今までにない快適な旅行スタイルを提案提供するというシステムです。
このホテルなんですが、ベッドはもちろお風呂やトイレもついていて、なんなら無料Wi-Fiも完備しており、オプションで朝食配達サービスもあるそうなんです。
このように移動ホテル事業が欧米で盛り上がりを見せる中で、日本にも同じような取り組みが始らないかなと思っていた矢先の今回のトヨタの発表に、少しどころかかなりのワクワク感が否めません。
正直、トヨタの発表前は、利用期間が少なくキャンピングカー所有に困る個人・法人のオーナーに呼びかけて、ラグジュアリーなホテル調にリノベし移動ホテルとして貸し出すのもありかなって感じで、移動ホテルをシェアリングエコノミーの1つとしてビジネス展開することも考えてました。
ただ、今回の発表を機にキャンピングカー利用も含め選択肢が増えたことで、もう1回原点に戻ってビジネス展開を練り直してもいいのかなと思ってます。
他にやりたいことが山ほどあるんで、どこかの誰かに提案だけしてあとはお任せみたいこともあるかもしれませんが…(笑)
といった感じで大手がハードもソフトも揃えてくれた感じで発表してくれたおかげで、あとは細かな調整させ綿密にやれば展開できそうな見通しもできたので、ここから一気に移動ホテルビジネスが日本でも活気づけばいいなぁと期待しています。
と、移動ホテルに便乗して少し脱線しますが、移動ホテルが日本でも盛り上がってくると、その先に見えてくるのは移動式の自宅かも。
それこそキャンピングカーでいいじゃねぇかと言われそうですが、車では分け入れない自然環境の中でも住むことができる移動式住居ってなると、キャンピングカーでは難しいかもしれないですよね。
移動式の自宅が選択肢の1つとして普通になって、好きな時に好きなところへ家ごと行けちゃう感じの住スタイルって面白そう。
こんなことも選択肢として普通になっていくといいんだけどなぁ。
もう少し先かな。それとも絵空事なのか…
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